Location:長崎県長崎市
Camera:Google Pixel3 XL
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行くたびに規制が厳しくなっています。世界遺産登録や異常気象による急激な崩壊が相まって、見学できる範囲が限定されました。しかも長崎市は波高計で50cm以上だと上陸不可という決まりをつくりました。そして新型コロナウィルスの流行でツアー自体も中断されていました。今回は本当に運が良いそうです。
戦艦武蔵を造ったドックです。現在も現役で稼働中です。あまりに巨大なため、進水式では対岸を削ったそうです。また浸水の際に床下浸水した家もあったそうです。戦争相手のアメリカとイギリスの領事館前には目隠しの長屋がつくられたそうです。
この他にも、世界最大のジャイアント・カンチレバークレーンもあります。イギリスから輸入したそうです。明治のクレーンなのに現役で稼働中です。世界に数台現存しているそうですが、現役はここだけだそうです。当時このクレーンをつくった本家イギリスではバンジージャンプに使われているそうです。
この橋の支柱間が軍艦島とほぼ同じです。
こんな狭い場所にピーク時には5000人以上の人が住んでいて、当時は東京都の17.5倍という世界一の人口密度だったそうです。
1916年(大正5年)に建設された日本国内最古の鉄筋コンクリート(RC)造のアパート「30号棟」など、当時の最先端が今は朽ち果てかけています。江戸時代や明治の人が夢見てつくった黒いダイヤの都市の抜け殻です。
軍艦島コンシェルジュ はガイドさんの話がとても興味深いのでオススメです。色んなことを色んな角度から研究されておられる方みたいです。
軍艦島は過去であり未来でもあるのだと現地で実感できました。来てよかったです。どれだけ技術が進歩しても現地現物に勝るものはありません。
長崎は[長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産]や原爆関連の史跡も多いので、是非行ってみてください。Thomas Blake Glover