日付:2011年10月26日 場所:大学
製作期間:約200日(実質30日×2時間くらい)
サイズ:F60 布キャンバス縦 油彩
題名「Witness」
Witnessとは、証人とか目撃者といった意味。
これは私の自画像です。震災をテーマにした絵の1つ。ただ、震災だけでなく色々な見方ができるようにしてある。東日本大震災が起こった時、私は横浜にいた。その時に車の中でアナログテレビを観て情報を得ていたら、仙台空港に津波が押し寄せる様子が生中継で飛び込んできた。その時のその瞬間の私の絵なのだ。現実を受け入れるしか無い現実への突然の直面。私自身は全く被災はしておらず、精精帰宅難民になった程度であったが、メディアからの情報はどれも衝撃だった。
あまり似てないし塗り方もいい加減。あつ距離からみると丁度良くなるはずだけど、色々考えたら変な絵だ目が大きくて鼻の下が長くて、でも、私が運転席に座っていて、その横であなたが助手席に座っているかのような感覚になってもらいたい。そこまで近づくと目の中に写るもう1つの絵が見えてくるはず(実は2つ)。描いているうちに嫌になってきてもうこれで止めた。
この絵の特徴は、災害という暗いテーマにも関わらず絵全体を白っぽくしているところだ。無表情の私の顔も不自然にも自然にも見える。これは怒りや悲しみを通り越して思考を止めてしまった状態、つまり人間をやめてしまった瞬間なのである。多くの人の命が奪われていく光景をただ見続けるだけしかできないこと。それを受け入れること。その難しさを黒を超えた白で表現した。
歴史の目撃者となってしまったからにはこれを語り継ぐ使命があるはず。
ターペンタインばっかり使ってペンチングオイル使ってないから殆ど光沢がないし表面が脆い。
This is my self-portrait. One of the paintings on the theme of the earthquake. But it have to be able to view the earthquake as well as a variety. When the earthquake happened East, I was in Yokohama. If the information obtained in the car watching analog TV at that time, the state has jumped surging tsunami Sendai Airport. It's a picture of me at that moment. Suddenly faced with the reality of not only accept the reality.