Date:2013年5月18日(土) Loc:富山県黒部市
Cam:Canon EOS Kiss X5
湖上の城みたいな「新柳河原発電所」
宇奈月ダムの建設で湖に沈むことになった古い発電所の代用でつくられました。
大正時代より計画され、現在に至るまで電源開発がされてきました。黒四発電所や黒部ダムはこの上流にあります。上流へ行くほど地中は高熱地帯となり、工事は難航しまいた。その工事用列車を営業目的で黒部峡谷鉄道トロッコ電車として宇奈月温泉~欅平運行しています。現在でも作業員や資材を毎日運んでいます。また、登山客が多い立山信仰の日本三霊山「立山」も、電源開発の跡を利用した観光地です(あっちは常願寺川水系ですが)。立山黒部アルペンルートが立山連峰と黒部峡谷を結んでといいます。今の季節は雪の大谷。あと剱岳も綺麗かも。
海と山が近いので、富山湾を挟んだ雨晴海岸からの景色もみられます。
左の車の後ろあたりにみえるトンネルが古いトロッコのルート
右上に見えるトンネルが現在のトロッコのルート(黒部峡谷鉄道)
見ての通り新しいルートの方が高い位置にあります。湖に沈まないルートに変更されています。
古いトロッコのルートはダム建設のために廃止(湖に沈んでしまうので)
冬季歩道
深く雪に覆われてもここを数十キロも歩いて発電所やダムへ向かいます。
古いトロッコのルートは、現在はこのように遊歩道になっています。橋も歩いて渡れます。
宇奈月ダム
古いルートと古い冬季歩道
大体はトロッコのルートに沿って歩道があります。
手前の橋は新山彦橋(現在のルート)
奥の橋は山彦橋(旧ルートで、現在は遊歩道)