Date:2019年05月25日(土) Loc:富山県魚津市
Cam:Canon EOS Kiss X5
朝方の海上の空気が冷えていて、日中に地上付近で暖められられた空気がその上に乗っかることで、暖かい空気が上、冷たい空気が下にある状態になります。北からの微風により空気が縦回転するそうです。温度差界面で光が屈折して、そこにあるはずの空を覆い隠して対岸の景色が反転したり伸びたり浮いて見えます。実際の風景(実像)の上に、逆さまに反転した風景(虚像)が浮かぶのがこの春型の上位蜃気楼です。冬型は逆の条件で、比較的暖かい海面付近の空気の上に、地上付近で冷やされた空気が乗っかり、実際の風景の下に、そこにあるはずの海を覆い隠して反転した風景が映し出されます。下位蜃気楼といいます。このとき、空まで一緒に反転すると、まるで対岸が宙に浮いたように見えることから浮き島現象ともいいます。
肉眼では揺らめいては見えず、望遠鏡を使うと刻々と変化する風景が楽しめます
発生したのは春型の蜃気楼です。
冬型の下位蜃気楼もあります。
神秘の海 富山湾の風物詩 魚津名物
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