2018年7月27日金曜日

太陽の塔 内部公開に行ってきました

Date:2018年07月27日(金)   Loc:大阪府吹田市
Cam:XPERIA SO-04H
















父も母も行ったという大阪万博。今回、太陽の塔の内部公開に予約できたということで念願の入場してきました!
1970年の大阪万国博覧会当時のままの部分と、修復した部分と、完全に取り替えたり行方不明になっている部分の再現と、維持の方法は様々。あとは当時のエスカレーターを撤去して階段つけて軽量化したり耐震補強して維持してありました。大阪地震が耐震化後で本当に救われていると思います。
中学生の頃に入りたいと思ってから15年越しの実現です。何よりも岡本太郎最大のほぼオリジナルの作品に入ることができたのは大きいです。内部は撮影禁止でしたが、一生記憶に留めておきます。今みても古さを感じない。当時は最先端のFRP樹脂で生命の進化のオブジェがつくられていて、生命の樹が中央に聳えたち、吹き抜けの最上部へ伸びている。内壁には音響板と遮音板を組み合わせて脳を表現してあります。腕の部分は頑丈そうなトラス構造のパイプ鉄骨で組んであり(スカイツリーと見た目が同じ)、片側はエスカレーター(現在は撤去済)、もう片側は非常階段(当時の大屋根に逃げるもの)でした。
芸術美術作品としてだけでなく、アートの枠を超えて建築デザインとしても非常に優れていると思います。日本には当時の最先端や伝統技術を駆使して築き上げたものが色々とありますが、これもそのひとつで、当時よくつくったと思う造形物です。外からみると縄文人が粘土でつくったような印象さえ受けるタワーですが、最新技術を駆使してつくられた、人類の進歩と調和への矛盾と、生命としての人類が進化していないという原点回帰を表現するものでした。
大阪万博記念公園  EXPO’70

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